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外壁選びに迷ったら『家を長持ちさせるには』と考える!

家の印象を決めるのに大きな役割を果たすのは、「外壁」と言っても過言ではありません。 デザインだけでなく、家自体を守るのも外壁の大きな役割です。 デザインは最高だけど、建てて間もないのに雨漏りがしてしまう、なんてことになったら一大事です。

外壁は常に雨や風に晒され、私たち家族を守ってくれる存在。 だからこそメンテナンスも重要になります。 今回は、外壁の種類、失敗しない選び方のポイントなど、さまざまな角度から「外壁」についてご紹介していきます。





外壁の種類

一言で外壁といっても本当にたくさんの種類があります。 今回はその一部をご紹介していきましょう。



・窯業系サイディング材

日本で最も多く使用されていて、セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材です。

製造過程で窯の中で高熱処理されるため、窯業系という呼び方で分類されています。

機能性やデザイン性に優れていて、日本で使われるサイディングボードのほとんどが、この窯業系サイディング材です。




・ガルバリウム鋼板

ガルバリウムという合金でメッキされた鉄のことを言います JIS規格におけるガルバリウム鋼板の正式名称は「55%アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板」です。

メッキというのは金属で作った膜のことを言うのですが、ガルバリウム鋼板の外にもメッキ鋼板は私たちの身の回りにたくさんあります。 例えば、ブリキ、これはスズがメッキの素材です。私たちがよく使用する缶に使われます。 またトタンもメッキ製品で、亜鉛がメッキの素材となります。昔はトタン屋根というのも多かったのですが、最近ではダクトに使われることが多いです。

メッキ加工してあるこのガルバリウム鋼板は、外壁以外に屋根にも使われます。



・塗壁 

塗壁にもいくつか種類があります。土壁、漆喰、モルタルなどです。。

土壁は昔の農家の外壁と考えるとイメージがしやすいのではないでしょうか。 昔ながらの施工方法で、まさに土で壁を作ります。質感に手作り感がありオシャレな雰囲気になります。

漆喰は水酸化カルシウム(消石灰)を原料とした塗り壁です。 水酸化カルシウムとは、石灰石を焼いて水を加えたものでサンゴ礁がルーツと言われています。空気中の二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムに変化します。 石灰なので白色となるのが特徴ですが、黒漆喰という工法も用いられます。こちらは熟練の技が必要となります。 古くから城や蔵の外壁に使用されています。

モルタルは一般的にモルタル外壁と呼ばれていて、セメントや水、砂などを混ぜて素材を作ります。モルタルで施工したあとは塗装を施します。 仕上げ方にも色々あり、意匠性に優れていて味わい深い仕上がりになります。



・タイル

外壁のタイル、やはり様々な種類のものがあります。 代表的なサイズは元々レンガの長手面のサイズを基準に作られた「二丁掛(227×60mm)」や、 「ボーダー」と呼ばれる二丁掛より細いサイズのもの 最近では300×150mmといった少し大きめのサイズなどもあります。 色もさまざまで豊富なカラーバリエーションが揃っています。



・木

ガルバニウムやサイディングは工業製品なので、数十年後には製造されていない可能性は否めません。そのため、破損しても補修できないというリスクはなきにしもあらずです。

木材は自然にあるものなので、遠い将来でも補修できます。また、木ならではの温かみ、素材感が楽しめるのも魅力です。



それぞれのメリットデメリット

代表的な外壁材をご紹介してきましたが、やはりそれぞれにメリット、デメリットがあります。 詳しくご紹介していきますね。

まずは窯業系サイディング材のメリットから

現在、国内では一番需要のある外壁材です、カラーバリエーションが豊富なのが魅力です。

タイル調だったり、木目調、石のような柄などデザイン性が高いので理想に近いものが探しやすいのもメリットの一つです。 また初期費用という面ではコストが低いため導入しやすいのも特徴の一つです。

サイディングボードを外壁に張り付けていく施工方法のため、簡単で多くの業者が工事をすることもでき人件費も抑えられます。そのため、施工期間も短くなります。

耐火性にも優れていて「防火外壁材」と呼ばれているほど。

建築基準法で定められた国の試験にも合格していて、不燃材料や純不燃材料としても認められています。


続いて窯業系サイディング材のデメリット

先程、初期費用は安く済むとご紹介しましたが、反面、メンテナンスコストは高くなります。 一般的な窯業系サイディング材なら15年に1度の塗り替えをしなければなりません。

メンテナンスせず、長く放置するとひび割れや剥がれなど劣化しやすくなるので、こまめなメンテナンスが大切です。

塗装と同様に10年ほどの頻度で、サイディングボードの隙間や目地を埋める充填剤であるシーリングのメンテナンスも必須です。 そうすると最低でも10〜15年ペースで足場を組む必要があり、メンテナンスコストが嵩んでしまいます。 他の外壁材に比べ、メンテナンスコストが高くなるだけでなく手間もかかるというのがデメリットです。

その他、素材自体には防水機能がないので、塗装による防水機能を補う必要があります。


続いてガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板は、鉄をガルバリウムでメッキしてあるとお話ししましたが、そのお陰もあり錆びにくいというのが特徴の一つです。

それによって耐用年数が長いのもメリットです。25年から30年は持つと言われていて、正しくメンテナンスをすれば40年以上の耐久性が期待できます。 軽いので耐震性にも優れていています。

耐震性や耐久性、価格を総合的に比べると最もバランスの取れた素材と言われるガルバリウム鋼板ですが、やはりデメリットもあります。

メリットのところで錆びにくいとご紹介しましたが、もちろん錆びることはあります。 特に沿岸部では潮風に当たるので注意が必要です。 海に近い場所に建てる場合は避けた方がいいでしょう。

もうひとつ錆の原因となるのが、「もらい錆」 近隣に鉄工所のような鉄粉が飛ぶ場所があると、その鉄粉が付着し錆が進行します。 また外からの衝撃に弱く凹みやすいのも特徴。車庫周りで用いる場合は注意が必要です。 次は塗壁のメリットを見ていきましょう

塗壁の中でも漆喰につてご紹介していきます。

漆喰は、独特な白さが魅力の塗り壁です。

一度塗ってしまえば、ほぼメンテナンスフリーと言える程、長持ちします。

戦国時代に建てられたお城にも使われているので耐久性はかなり優れているのがお分かりいただけるのではないでしょうか。 摩擦に強く、電気をためないので埃がつきにくく、殺菌性が高いのでカビが生えにくい特徴を持っています。

また防火性や防音性も高いというメリットもあります。

塗壁のデメリットは、ガビや埃はつきにくいですが、表面に汚れや雨の跡などはつきます。 漆喰の味と捉えるのも風情があっていいですが、美しく保ちたいなら高圧洗浄するか、塗り直しをする必要があります。 また、左官職人の丁寧な手仕事となりますので施工費用は高めとなります。


続いてタイルのメリット、一番は高い耐久性ではないでしょうか。 タイルは土や石などが原料で約1300度の高温で焼きあげられます。 みなさんご存知のように非常に硬い性質のため、砂などが風で吹き付けてもほとんど傷つきません。 また吸水しにくいため、凍害(染み込んだ水分が凍結と融解を繰り返すことで起きる亀裂や破損)の心配もほとんどありません。 正しい施工がされていればタイル自体は長持ちしますので、 他の部材に必要な塗り替えなどのメンテナンスは必要なく耐久性の高い外壁材です。

また高級感がある外観となるのも魅力の一つでしょう。

タイル自体は耐久性がとても高いですが、剥離の可能性があることがデメリットです。

ただ適切な素材のタイルと正しい施工がなされていれば剥離の可能性はほとんどないというのが現状です。


の外壁にした場合のメリット

一番は、廃盤がないことでしょう。 ガルバニウムや窯業系サイディングは工業製品ですので、メンテナンスをしたいときにはすでに作られていない可能性があります。しかし木なら自然のものですので、いつでも補修ができます。 このメリットは何よりも素晴らしいですね。

木ならはの温かみのある素材感を楽しむこともできます。 木のデメリットといえば、メンテナンスの頻度が高くなることでしょうか。 木材は雨やカビで劣化しやすいので5〜10年に1度は塗装やメンテナンスが必要です。

メンテナンスを怠ると腐食して崩れる危険もあります。



外壁選びのポイント

さて沢山の外壁材についてお話ししてきました。 これだけ沢山の種類があってメリット、デメリットもそれぞれですと、迷ってしまいますよね。

外壁選びのポイントとしては、まず何を重視するかを決めることです。

価格なのか、デザインなのか、耐久性なのか、メンテナンス頻度なのか

ご自分の暮らす自然環境にも左右されるかもしれません。

もちろんどれも大切ですが、一番に重視するものを決めると自ずとどの外壁材にしたら良いのかが見えてきます。

さいごに・・・

さて、外壁材の種類と、それぞれのメリット、デメリットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

私たちアトリエプラスがおすすめする外壁は、塗壁やガルバリウム鋼板です。 それはシーリングのメンテナンスにあります。

窯業系サイディングの場合、パネルを外壁に貼っていくのでどうしても目地が生まれます。

その目地から雨水の侵入を防いでいるのがシーリング材です。シリコン材を注入するのですが、そのシリコン材の耐用年数が10年から15年ほどで、打ち替えや増し打ちなどのメンテナンスが必要となります。

先述しましたが、最低でも15年ペースで足場を組む必要があり、メンテナンスコストがどうしても嵩みます。

ガルバリウム鋼板や塗壁の場合、シーリングを使う目地が発生しないのです。 となると材料の耐用年数ごとのメンテナンスで良いので高耐久の素材を使えば生涯メンテナンスコストを下げることができます

仮に耐用15年と20年の素材があり家一棟丸ごとの塗装工事が150万円かかったとすると、耐用15年の場合60年で4回、耐用20年の場合は60年で3回となります。 するとメンテナンスコスト150万円がお得になりますよね。 ただし、これは20代、30代で家を建てた場合を想定しているので、家を建ててから60年以上も住まないという場合は、また違った視点になります。


先程も外壁選びのポイントをご紹介しましたが、もちろん見た目も重要な要素ですが、耐用年数やメンテナンスコストなどから候補を絞ってみるというのも良いかもしれません。

私たちアトリエプラスはお家に不具合があればいつでも駆けつけて修理致します。アフターメンテナンスの日でなくても、保証期間が過ぎても、それは変わりません。

いかにお客さまと長い付き合いをさせていただき、お住まいに関する困りごとに対応できるかが、住宅会社の価値の一つだと考えています。

家を建てるだけでなく、その先もずっと安心して過ごしていただける。

それが私たちアトリエプラスの強みです。

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